2017年10月29日

論文: モデルを否定 北極海氷は長期間で直線的に減少していない

https://twitter.com/KiryeNet/status/924347115110744064

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以下に、climatedepotのStudy: Defying Models, There Has Been No Long-Term Linear Decline In Arctic Sea Iceの概要を訳しました。
{※ 元の記事は@notrickszoneのNew Paper: Defying Models, There Has Been No Long-Term Linear Decline In Arctic Sea Iceです}

『論文: モデルを否定 北極海氷は長期間で直線的に減少していない』
Kenneth Richard
(日本語訳:キリエ@KiryeNet)

1940年代半ばから人為起源のCO2の排出量は直線的に増加しています。


気候モデルの結果では、人為起源のCO2の排出量は極地の海氷の傾向を支配します。
従って、北半球、南半球両方の海氷面積は、人間の活動による排出の増加とともに、徐々に(直線的に)減少するはずです。
しかし、北極海氷も南極海氷も、モデルの予想には従っていないようです。


最近になって発表された論文で、科学者たちは、1980年代以降減少する以前の1940年代から1980年代までの間は北極の海氷面積が拡大したことを報告しています。
従って、北極海氷の傾向は直線的に後退しているのではなく、周期的な変化を経ており、モデルとは矛盾しています。


加えて、記録計は2005年頃から北極の気温の上昇が止まっていることを示しています。
その反対側では、1970年代から(または、現在まで40年近く)南極大陸周辺の海氷が成長し続けています。
南極海氷の拡大は、 南極海の1979年以来10年につき約 -0.3°C の寒冷化傾向と一致しています。
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北極海氷の1940年代からの振動
Alekseev et al., 2016


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1930年代、1940年代から北極では有意な温暖化傾向はありません。

Hanhijärvi et al., 2013



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2005年から北極では有意な温暖化傾向はありません。


グラフのソース: Climate4you

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南極大陸の寒冷化と南極の海氷の拡大もモデルを否定しています。
Comiso et al., 2017

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Cerrone and Fusco, 2017
http://journals.ametsoc.org/doi/abs/10.1175/JCLI-D-17-0184.1
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Schroeter et al., 2017
http://www.the-cryosphere.net/11/789/2017/tc-11-789-2017.pdf
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Edinburgh and Day, 2016
http://www.the-cryosphere.net/10/2721/2016/tc-10-2721-2016.pdf
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Hobbs et al., 2016
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0921818116300364


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